theLwordにはまる
今更ながらtheLwordにどっぷり。
気が狂うほどShane McCutcheon。
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設定:S6直後。「取り調べテープ」の存在は無視。
先にS7-ep01_01、 S7-ep01_02、 S7-ep01_03、S7-ep01_04をどうぞ。
すべては妄想。
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エレベーターが目的の階に着くと、そこには弁護士本人が出迎えに出ていた。
「ようこそ、みなさん。大勢ですね」
ジョイスに似たやり手の雰囲気が漂う。
「家族の問題ですから」
自己紹介の合間にベットがそう告げる。
「改めまして。私はジェーン・リンチ。ミズ・ジェニー・シェクターの弁護士です。彼女の遺言執行人でもあります」
少し窮屈そうにソファに納まった4人を前に、弁護士はそう切り出した。
「・・・遺言執行人?」
アリスが聞き返す。話が全く見えなかった。弁護士はひょいと肩を竦めると、両手を開いた。
「オーケー。最初からご説明しますね。三ヶ月前に、彼女が私の事務所にやってきまして、遺言を作成しました。主に現金と、今後脚本や小説が売れた場合の売却益を誰に相続させるか、が決定されています。脚本等の売却に関しては、彼女のエージェントが請け負っています。そして、先々週ですね、その一部を書き変えて」
ここで、ぐるりと訪問者たちの顔を見渡す。
「おそらく、今日、みなさんがいらしたのはそのせいだと思うのですが、本来現金のまま相続されるはずだった資産の一部で、ベット・ポーター邸をシェーン・マッカチョン名義で購入する、というのが、そのときの変更事項です。この点に関しては、本日、購入手続きが完了しています」
先々週と言えば、ベットたちがニューヨーク行きを決めて、”売り家”の看板が立った頃だ。
ジェニーがシェーンの名前で家を買おうとしていた。ようやく一つの謎が解け、ベットはシェーンと視線を交わした。
「遺言書の開封は彼女自身の要望で死後10日後と決められていて、今日がちょうどその日です。みなさんさえよろしければ、この場で開封したいのですが」
いつの間にか、弁護士の手には白い封筒があり、反対の声が上がらないのを了解ととったのか、テキパキと封を開け始めた。
「マックス・スウィニーに十万ドル。アリス・ピエゼッキーに五万ドル。シェーン・マッカチョンにその残りの資産をすべて。脚本等の今後の売却益もこちらに含みます」
ジェーンは短い遺言を読み上げ、情報を補足した。
「現時点で総資産は五十万ドルを超えています。もちろん、ベット・ポーター邸の購入代金を別として。この1ケ月ほどの間に、彼女の脚本や小説が複数売れています。現在進行中の案件も数件あるようです」
驚きに目を見開いた四人の顔を見渡し、弁護士は遺言書の封筒の中から小さなカードを取り出した。
「ミズ・シェクターからのメッセージがあります」
もう一度、全員の顔を見る。
「『マックスと彼の子供には愛を、アリスには謝罪を、シェーンには感謝を。そして、すべての友人に幸運を』」
そのメッセージの意味するところはひとつしかないと誰もが感じた。続く長い沈黙を慣れた素振りで、弁護士は待つ。
「・・・ジェニーは自殺した?」
そう、アリスが口にするまで。
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世間に遅れること何年?
今更theLwordにはまりまくる。
Shaneに惚れて、毎日腹筋。
そう言えば私もゲイ♀だった。
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