theLwordにはまる
今更ながらtheLwordにどっぷり。
気が狂うほどShane McCutcheon。
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設定:S6直後。「取り調べテープ」の存在は無視。
すべては妄想。
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「ニキは?」
「呼んでない。面倒だから」
「お葬式は?」
「彼女はユダヤ教だから、家族だけで。遺体はもう郷里に着いてるはず」
「マリーナは?」
「電話しといた。こないだ話したばかりなのに信じられないって言ってた。みんなによろしくって」
「彼女の荷物はどうするの?」
「こちらで全部処分して欲しいと」
「そんな」
「ジェニーは家族とうまくいってなかったから」
「シェーンだけじゃ無理ね」
「片づけ、手伝いにこないと」
「ティムから連絡は?」
「うちに電話があったわ。かわいそうな子だった、って」
「ジョディからもメールがきた。ほとんど話したことはないけど、みんなの仲間でしょって」
「シェーンはジョディと仲良かったよね」
追悼式という名目で集まった面々は言葉少なだった。ジェニーの、今ではシェーンとマックスの住む家のリビングで、小さく囁きあったり、物思いにふけっていた。
「最後はこんなんになっちゃったけどさ。ジェニーはそう悪い子でもなかったよ」
沈黙を破るように、アリスが言葉を発した。マックスがそれに続く。
「僕にとっては人生を変えてくれた恩人だ。ジェニーがいなければLAにも来なかったし、悩み続けていたと思う」
「ジェニーがプラネットでバイトしてた頃が懐かしいわ。あの頃は平和だった」
キットが笑った。マックスが眉を寄せる。
「平和だった? あの頃からジェニーは変だったよ」
それを受けて、シェーンが低く呟いた。
「ジェニーは最初から変な子だった」
戸口でアリスはターシャとキスを交わす。キットとヘレナは一足先に仕事に向かっていた。
「仕事、気をつけてね。ひょっとしたら、今夜はここに泊まるかも。シェーンが心配だし」
ターシャからの電話を待ったあの夜、シェーンがそうしてくれたように。
「わかった。明日の朝、アパートにいないようなら、メールしておいて」
夜勤の前に一旦、アパートに戻るターシャをアリスは見送った。名残惜しげにターシャの後ろ姿から目を離し、室内を振り返ると、そこにはもう、ベットの姿しかなかった。
「マックスは?」
テーブルを片づけるベットを手伝いながら、アリスは訊いた。
「ちょっと横になりたいって部屋に。シェーンはポーチに出たわ」
しばらく、黙々と部屋を片付けていたアリスはふと思い出して言った。
「昔、ここのポーチでシェーンが真っ白にされてた。消火器で」
「は? うそでしょ?」
ベットが振り返りながら噴き出した。
「ほんとだって。カルメンにね。二人は”モノガミー”の話を」
アリスは両手で引用符を形作った。
「それで、消火器で?」
ブシューっと効果音をつけて、ベットは手真似をする。頷いて、アリスは。
「シェーンが浮気したんだろうね」
「あの子、セックス以外の方法で感情を紛らわせることができないの?」
ベットは呆れたような、それでも愛情は隠せない諦めの混じった溜息をつく。
「一度、私に電話してきたことはあるよ。シェイが行っちゃったとき。ふたりで”超シェーン”看板に落書きをした」
集めたグラスをアリスはシンクに入れた。
「あのときだけだね。女関係では一度もない」
洗っとくから、シェーンのそばについててやって、とアリスは言って、蛇口をひねった。
「目を離した隙に、どこかに女の子ひっかけに行ったら面倒だし」
すべては妄想。
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「ニキは?」
「呼んでない。面倒だから」
「お葬式は?」
「彼女はユダヤ教だから、家族だけで。遺体はもう郷里に着いてるはず」
「マリーナは?」
「電話しといた。こないだ話したばかりなのに信じられないって言ってた。みんなによろしくって」
「彼女の荷物はどうするの?」
「こちらで全部処分して欲しいと」
「そんな」
「ジェニーは家族とうまくいってなかったから」
「シェーンだけじゃ無理ね」
「片づけ、手伝いにこないと」
「ティムから連絡は?」
「うちに電話があったわ。かわいそうな子だった、って」
「ジョディからもメールがきた。ほとんど話したことはないけど、みんなの仲間でしょって」
「シェーンはジョディと仲良かったよね」
追悼式という名目で集まった面々は言葉少なだった。ジェニーの、今ではシェーンとマックスの住む家のリビングで、小さく囁きあったり、物思いにふけっていた。
「最後はこんなんになっちゃったけどさ。ジェニーはそう悪い子でもなかったよ」
沈黙を破るように、アリスが言葉を発した。マックスがそれに続く。
「僕にとっては人生を変えてくれた恩人だ。ジェニーがいなければLAにも来なかったし、悩み続けていたと思う」
「ジェニーがプラネットでバイトしてた頃が懐かしいわ。あの頃は平和だった」
キットが笑った。マックスが眉を寄せる。
「平和だった? あの頃からジェニーは変だったよ」
それを受けて、シェーンが低く呟いた。
「ジェニーは最初から変な子だった」
戸口でアリスはターシャとキスを交わす。キットとヘレナは一足先に仕事に向かっていた。
「仕事、気をつけてね。ひょっとしたら、今夜はここに泊まるかも。シェーンが心配だし」
ターシャからの電話を待ったあの夜、シェーンがそうしてくれたように。
「わかった。明日の朝、アパートにいないようなら、メールしておいて」
夜勤の前に一旦、アパートに戻るターシャをアリスは見送った。名残惜しげにターシャの後ろ姿から目を離し、室内を振り返ると、そこにはもう、ベットの姿しかなかった。
「マックスは?」
テーブルを片づけるベットを手伝いながら、アリスは訊いた。
「ちょっと横になりたいって部屋に。シェーンはポーチに出たわ」
しばらく、黙々と部屋を片付けていたアリスはふと思い出して言った。
「昔、ここのポーチでシェーンが真っ白にされてた。消火器で」
「は? うそでしょ?」
ベットが振り返りながら噴き出した。
「ほんとだって。カルメンにね。二人は”モノガミー”の話を」
アリスは両手で引用符を形作った。
「それで、消火器で?」
ブシューっと効果音をつけて、ベットは手真似をする。頷いて、アリスは。
「シェーンが浮気したんだろうね」
「あの子、セックス以外の方法で感情を紛らわせることができないの?」
ベットは呆れたような、それでも愛情は隠せない諦めの混じった溜息をつく。
「一度、私に電話してきたことはあるよ。シェイが行っちゃったとき。ふたりで”超シェーン”看板に落書きをした」
集めたグラスをアリスはシンクに入れた。
「あのときだけだね。女関係では一度もない」
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「目を離した隙に、どこかに女の子ひっかけに行ったら面倒だし」
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自己紹介:
世間に遅れること何年?
今更theLwordにはまりまくる。
Shaneに惚れて、毎日腹筋。
そう言えば私もゲイ♀だった。
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