theLwordにはまる
今更ながらtheLwordにどっぷり。
気が狂うほどShane McCutcheon。
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設定:S6直後。「取り調べテープ」の存在は無視。
先にS7-ep01_01、 S7-ep01_02、 S7-ep01_03、S7-ep01_04、S7-ep01_05、S7-ep01_06をどうぞ。
すべては妄想。
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数日経って、快晴の日。シェーンはポーチでぼんやりと煙草をくゆらせている。白い煙がゆらゆらと吸い込まれていく空が眩しい。マックスの部屋ではみんなで引っ越しを手伝っているところだ。
「さぼり?」
ひょいと顔を出したベットに問われ、シェーンはにやりと笑った。マックスの部屋からはターシャの笑い声と、アリスが何やら喚く声が聞こえる。
「煙草休憩」
言いながら、ポーチの床をぽんと叩いて、隣に座るように促す。
「マックスはゲイのシングル・ペアレントを支援している事務所の近くに部屋を借りた。そこの組織で子育て支援をしてるらしい。FTMで出産するのは彼が初めてだって、その事務所総出でケアしてくれるみたい。ありがたいけど、モルモットになった気分だってぼやいてた」
自分の引っ越しで手いっぱいのベットにシェーンは説明した。
「この家はアリスが借りるって。ターシャと住む。ターシャは夜勤もあるし、生活の時間帯はずれるけど、片方の寝室をオフィスにしちゃえば、うまくやれるはず、って」
「そっちは荷物、片付いた?」
「業者には頼んだけど・・・悪夢よ」
くくっと笑い、シェーンは言う。
「手伝いに行くよ」
「あと一年くらいかかるかも」
ベットはため息をついた。マックスの部屋ではまた笑い声が弾け、今度はカルメンの声が聞こえてきた。あれほど逃げ出したいと願ったLAのコミュニティが急に大切なものに思えてくる。
「寂しくなるわ」
「こっちもだよ」
青い空を見上げ、ベットは目を細める。
「カルメンとはどう?」
「先のことはわからないけど、とりあえず、デートの約束はした」
少し照れくさそうなシェーンをベットは肘でつついた。
「やったじゃない」
「まあね」
「浮気しそうになったら、電話してきなさい。必ず止めてあげるから」
「もう浮気はしないよ」
ベットは首をかしげてシェーンを見つめ、
「シェーン、浮気っていうのはね、他の誰かとキスしたり、セックスしたりすることを言うの。付き合っている人がいるのに他の人を好きになったりね。いちゃいちゃするのもやめた方がいいわ」
子供に言い聞かせる風のベットに苦笑いをこぼし、シェーンは頷く。
「わかってる」
シェーン! シェーン! シェーン!
どこ行ったのよ、あの筋肉馬鹿。
使えないったらありゃしない。
アリスの呼ぶ声は聞こえたけれど、シェーンにはまだ言いたいことがあった。
「考えたんだけど」
煙草を灰皿に押しつけながら。
「ベットの家だけ貰って、あとは寄付することにした。子供のための組織に。虐待されたり、親に捨てられた子供のために」
「そう。ジェニーも喜ぶと思うわ」
すっと立ち上がり、シェーンは眩しい空を背にした。
「私はベットの家に住もうかと思う。ひとりじゃ広すぎるけど、せっかくジェニーが遺してくれたんだし。いつでも帰ってきてよ」
「ここがあんたのホームだから」
ばたばたと足音が近づいて、シェーンはやべ、見つかる、と呟いた。
「シェーン! あんた、机運ぶの手伝ってよ!」
「ベットもいる! ミズ・トライアスロン! さあ、こっちきて働いて!」
私はうちの片づけが、と呟くベットの手を取って、アリスは無理やり引っ張っていく。その様子に笑いながら、シェーンもそのあとを歩いていった。
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数日経って、快晴の日。シェーンはポーチでぼんやりと煙草をくゆらせている。白い煙がゆらゆらと吸い込まれていく空が眩しい。マックスの部屋ではみんなで引っ越しを手伝っているところだ。
「さぼり?」
ひょいと顔を出したベットに問われ、シェーンはにやりと笑った。マックスの部屋からはターシャの笑い声と、アリスが何やら喚く声が聞こえる。
「煙草休憩」
言いながら、ポーチの床をぽんと叩いて、隣に座るように促す。
「マックスはゲイのシングル・ペアレントを支援している事務所の近くに部屋を借りた。そこの組織で子育て支援をしてるらしい。FTMで出産するのは彼が初めてだって、その事務所総出でケアしてくれるみたい。ありがたいけど、モルモットになった気分だってぼやいてた」
自分の引っ越しで手いっぱいのベットにシェーンは説明した。
「この家はアリスが借りるって。ターシャと住む。ターシャは夜勤もあるし、生活の時間帯はずれるけど、片方の寝室をオフィスにしちゃえば、うまくやれるはず、って」
「そっちは荷物、片付いた?」
「業者には頼んだけど・・・悪夢よ」
くくっと笑い、シェーンは言う。
「手伝いに行くよ」
「あと一年くらいかかるかも」
ベットはため息をついた。マックスの部屋ではまた笑い声が弾け、今度はカルメンの声が聞こえてきた。あれほど逃げ出したいと願ったLAのコミュニティが急に大切なものに思えてくる。
「寂しくなるわ」
「こっちもだよ」
青い空を見上げ、ベットは目を細める。
「カルメンとはどう?」
「先のことはわからないけど、とりあえず、デートの約束はした」
少し照れくさそうなシェーンをベットは肘でつついた。
「やったじゃない」
「まあね」
「浮気しそうになったら、電話してきなさい。必ず止めてあげるから」
「もう浮気はしないよ」
ベットは首をかしげてシェーンを見つめ、
「シェーン、浮気っていうのはね、他の誰かとキスしたり、セックスしたりすることを言うの。付き合っている人がいるのに他の人を好きになったりね。いちゃいちゃするのもやめた方がいいわ」
子供に言い聞かせる風のベットに苦笑いをこぼし、シェーンは頷く。
「わかってる」
シェーン! シェーン! シェーン!
どこ行ったのよ、あの筋肉馬鹿。
使えないったらありゃしない。
アリスの呼ぶ声は聞こえたけれど、シェーンにはまだ言いたいことがあった。
「考えたんだけど」
煙草を灰皿に押しつけながら。
「ベットの家だけ貰って、あとは寄付することにした。子供のための組織に。虐待されたり、親に捨てられた子供のために」
「そう。ジェニーも喜ぶと思うわ」
すっと立ち上がり、シェーンは眩しい空を背にした。
「私はベットの家に住もうかと思う。ひとりじゃ広すぎるけど、せっかくジェニーが遺してくれたんだし。いつでも帰ってきてよ」
「ここがあんたのホームだから」
ばたばたと足音が近づいて、シェーンはやべ、見つかる、と呟いた。
「シェーン! あんた、机運ぶの手伝ってよ!」
「ベットもいる! ミズ・トライアスロン! さあ、こっちきて働いて!」
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今更theLwordにはまりまくる。
Shaneに惚れて、毎日腹筋。
そう言えば私もゲイ♀だった。
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